AWS re:Invent2013参加レポート #14 Day 2 Keynote with Werner Vogels
AWSのCTO Werner Vogelsさんによるキーノートに参加してきました。
WernerさんによるとAWSが特に大事にしているのは
- Performance
- Security
- Reliability
- Cost
- Scale
の5つだそうです。
どれも実例を交えた説明で面白かったのですが、特に、感銘を受けたのは1番目にあげられたパフォーマンスの考え方です。
パフォーマンスというと、まず処理能力の早さなどが思い浮かびます。
しかし、AWSが何よりも大事にしているのは、安定性だそうです。
「処理能力が足りない場合は工夫のしようはあるかもしれないが、安定してないリソースの上にシステムを作ることは出来ない。」
「だから、AWSではサービスを作るときにまず一定の能力を安定して提供できるようにすることに力を注ぐ。」
下はセッション中に紹介されたDynamoDBの性能を示すグラフです。
DynamoDBはそういうサービスなのですが、改めて見るとすごいですね。
以前、他のクラウドサービスを利用したこともあり、AWSよりコストパフォーマンスの良い仮想サーバを提供しているものもあったのですが、いつのまにかAWSばかり使うようになっていました。
利用できる機能の多さが原因だと認識していたのですが、いま振り返ると安定性がより大きな原因だったように感じます。
サービスとしての完成度で他を引き離しているという印象をいっそう深めました。
録画が公開されています。興味のある方は、ぜひ見てみてください。
AWS re:Invent 2013 Day 2 Keynote with Werner Vogels